Frequently Asked Question よくある質問

FAQ

なぜリスクマネーは、個人の持ち物といえるのですか?
資金循環表、というものをご覧になった事はありますか?

これは、日銀が毎四半期に公表している統計表です。日本における、資金の循環を統計的に表したもので、資金の持ち主が誰か、そしてその持ち主の手を離れたお金がどのように世の中を循環しているのかが分かる表です。 (日銀統計局:http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/sj/index.htm

この表から読み取れる事は、以下にまとめられます。
・ 家計(つまり個人金融資産)は、06年9月末段階で約1,500兆円ある。
・ 世の中の資金循環の本質的な出発点は、この個人金融資産1,500兆円である。
・ つまり、個人以外の金融的プレイヤー、すわなち、銀行、年金基金、企業、国などは、この個人金融資産1,500兆円を出発点にした資金を何らかの形で調達している(借りたり出資を受けたりしている)といってほぼ差し支えない。
・ したがって、純粋に「自己資本(自己資金)」として保有しているプレイヤーは、家計(個人)以外には、本質的には存在しない。当然、リスクマネーも、この家計(個人)の中に最も多く眠っている事となる。


例えば、銀行を考えてみて下さい。

資金循環表によれば、銀行も家計(個人金融資産)とほぼ同額の約1,400兆円もの資金をもっています。しかし、その大半である約1,100兆円は他人が銀行に預金したものであり、銀行本人のものではありません。銀行は、多くの人から資金を「預かっている」立場なのです。当然、人様から預かった大切なお金ですから、過度なリスクを勝手に負う訳にはいきません。これは、国であっても、誰であってもそうです。他人の資本で成立している団体は、無茶はできない。したがって、リスクを負いにくいポジションに置かれている。つまり、リスクマネーを拠出したくても、非常に困難な立場にある、というわけです。

一方、個人はどうでしょうか。

例えば、買い物をする時を思い浮かべてみて下さい。自分が稼いだお金で何を買おうと、「私の勝手でしょ」という訳です。誰に咎められる訳でもありません。当然です、自分で稼いだ自分のお金ですから、他人に兎や角言われる筋合いはない。つまり、自分さえ納得し、自分の責任で使うのであれば、最も自由で、自分勝手で、何をやっても誰にも文句を言われないのが、個人のもつお金の最大の特徴なのです。

これこそ、リスクマネーがリスクマネーたるべき前提、つまり高いリスクを許容できるお金として存在するために不可欠な要素です。

そして、資金循環表は、そのような自由なお金は、個人以外はもっていない事を客観的に示しているのです。

ゆえに、日銀の福井総裁も、「家計金融資産にはリスクマネーとして活性化されうる潜在的な力がかなり眠っている」と発言するなど、個人がリスクマネーを動かしていくことが極めてイノベーションを誘因する上で重要、と最近特に指摘しているのです。
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK308455520070225

地球温暖化が進み、我々の生きている世代においても非常に住みにくい世の中になろうとしています。英国政府やスウェーデン政府は、しかしここから10年間頑張ってイノベーションを実現できれば、まだ地球環境はサステイナブルな状態への変革可能、としています。

このイノベーションを、資金面で支えるのは、皆さん一人一人、私達一人一人の「意志」にかかっているのです。今こそ、積極的なリスクマネーをサステイナビリティの分野に差し向け、革新を信じてそれを応援し、そして見事にそれを実現した暁には、誰よりも多くのリターンをストレートに享受するべきなのです。

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